先日、インタビューをさせていただきました。
その方は64歳の女性の方。
超有名化粧品メーカーで
長年ご勤務されていた
まさにバリキャリ!(死語らしい)
当時は育児休暇といった、
妊娠・出産をサポートしてくれる制度は
限られた公務員の身が対象だったんだとか。
月に20日も出張をしながら、
妊娠期間を経て2ヶ月で復帰。
その後の子育てしながらの
大変さは想像を遥かに超えるものだと思います。
だって、私の場合は
育休制度があっても、
保育園に入れても、
親が近くにいても、
在宅ワークができても、
子育てってすごいエネルギーを使うから
何より一番大変だと思ってしまう。
元号が昭和の時代にも
ベビーシッターを駆使していたと
いうわけだから、
相当な働きぶりをされていたと思います。
時代を切り開いてくれた
先輩方に感謝と大きなリスペクトを。
そう思って、
毎回いろいろな苦労話を
聞かせていただいています。
昔は大変だった、
昔は良かった。
そんな比較は好きではないけれど、
大変だな、辛いなと思った時には
時代やツールに恵まれているということを
思い出して、
また自分のエンジンをかけたいものです。
大企業に再就職か、それとも独立か
話がそれましたが、
インタビューする中で気になったのは
大企業を定年退職された後、
再雇用を断って
独立された経緯。
当時は専業主婦になりたいと思っていたそう。
でもずっと外で働いていたから、
ご主人とのペースも上手くつかめず
(すごく仲良しのご夫婦ですが)
やはり働くことに決めたそう。
そしてせっかくなら、
過去を振り返らずに
これからの未来を生きていきたい
そう思って、起業をされたそうです。
ビジネスにおけるミセス世代の役目とは
会社員経験しかなく、
しかも定年後に起業!
ものすごいバイタリティですよね。
なぜそんな思い切った決断ができたのか。
それは、
先いく人生の先輩として
楽しい姿を見せることが役目だと思ったの。
そうお話ししてくれました。
確かに「もう歳だから」と
後ろ向きなお話を聞くより、
年齢なんて関係なしに
趣味に仕事に楽しんでいる人に
自然と惹かれますよね!
私も両親には、そうあって欲しい。
そして、
「絵理さん。
50歳以上の女性は、
日本の人口の何%いると思う?
50%なのよ。
半分以上が50歳を超えているの。
明るい未来を見せたいじゃない?」
と。かっこいい。
高齢化と言いながら、
ここまでの割合にきていたとは。
でも人生を楽しむ先輩がいれば大丈夫。
何歳からでもスタートできると、
強く強く思わせてもらえました。
Mさん、ありがとうございました。
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