小雨で寒い横浜。
花粉症の私はこの季節、ぶた草が辛い。。
毎年、舌下治療をしようと思って忘れてしまいます。
さてさて、出だしと今日のテーマは実は
関係が深くて。
私は身体が弱いと言いますか、
気圧の変化、気温の変化、季節の変わり目
何かの変化に順応するのに
人より多く時間を要し、
順応しきれずに風邪をひくことも。
(見た目も態度も図太く見えるのですが)
今までは「身体が弱い」の一言で
片付けていましたが、
順応に時間かかるなーと思ったら
備えないとダメですよね。
会社の上司に
体調管理も仕事のうち!
なんて言われていた意味が、
ようやくこの歳になって
腹落ちしました。
少し前までは、
だって仕方ないじゃん!
そう思っていました。
なんなら、私身体弱いし、
風邪ひきやすい体質だし!って。
開き直りもいいところ。。
30代も半ば、そして母になり
休養の大切さを痛感しています。
でも実際のところ、休養すると
ずるいと思われない?
私だけ休んでいていいの?
お客様に申し訳ない。
そんな気持ちが拭きれないのも事実。
外資でバッリバリに働いている友人が
バリバリゴリゴリの末に、
休暇をとって旅行している様子を見ると
かっこいいな〜
メリハリあってすごい!
と思うんですよね。
私は多分、
メリハリがないから
後ろめたさを感じるんだと思う。
自宅で仕事して、
仕事内容は好きなこと。
(苦手な作業もありますが)
お客様はご紹介いただいた方ばかりなので、
「ビジネス」という媒介はあるものの、
「ビジネス」がなくなっても
ずっと仲良くして行きたい方々しかいない。
どこかで仕事は、
負荷をかけるもの
大変な思いをするもの
辛いもの
だと思ってました。
でも最近は、
良いコンデションで
ベストなものを作り出す。
これが対価、
つまり報酬だと私は思っています。
これまで私は、
「お客様のために」
と思って、短納期を心掛けていました。
自分で納期を提示して、
それより早く提出しようと
一生懸命でした。
でもそれって私の勝手な解釈。
「早い=価値」
だと思っていたんですよね。
そして早く出すことで、
自分の価値を高めたかった。
そんな腹黒い気持ちに気付きました。
でも私に依頼をいただくお仕事は
ファストフードではなくて、
不便な場所にあって、
食べログの情報は不足している。
だけど大切な人が
「ここの〜〜は美味しいよ」
そう言ってくれて、
わざわざ食べに来ていただく料理なんですよね。
私なら、わざわざ行ったお店なら
早さはさておき、
「ベスト」を求めたい。
お客様は目上の方しかいないので、
よく「エリさんのペースでいいよ」と
言って下さいます。
いやいや、そんなわけには!
と思っていたけれど、
ようやく分かった気がするんです。
それは、私が作り上げるのは
細切れ時間で仕上げたもろいパズルでもなく、
時間に追われてヒーヒー仕上げたものではない。
お客様を思い浮かべて、
お客様のために、さらにその先にいる人のために
心身研ぎ澄ませて集中した成果物を届けたい。
心底そう思うようになりました。
でもこれって実は、
自分が逆の立場でも言えること。
なんでこんな簡単なことに
気付かなかったんだろう。。
外注先の方が体調不良だったら、
仕事なんていいから休んで!
よくなってから連絡して!
と言うのに。
2021年の出だしから数ヶ月、
私は心身がしんどくても
這いつくばってでも働いていたんです。
でも良い成果も出なかったし、
無理が積もり積もって、
大きな迷惑をかけることになってしまいました。
今ならわかります、
「ちゃんと休んでね」って
お客様が言ってくれたなーと。
這いつくばってでも働け!
なんて言う人の方が、珍しいか。
私はお客様のためと言いながら、
お客様のことを信頼できていなかった、
歩みを止めて距離ができるのが怖かった。
そんなことに、ふと気付きました。
ビジネスなのでもちろん
納期やスケジュールはあります。
それを守っての対価です。
でもこだわりのスープが「ウリ」のラーメンを
無理くり即席カップラーメンに置き換える必要はない。
先週、今週と、
体調を整えるのに結構時間がかかって、
内心焦っているのも事実。
でも大丈夫。
信頼関係が築けていれば。
ベストな成果物を出すことがミッション。
そんな風に自分に暗示をかけながら、
肌寒い一日を迎えました。
最近のコメント