1. 一般的な売上目標の立て方と逆算思考
ビジネスでは、売上を上げるために、「具体的な売上目標を立てましょう!」といわれます。
簡単にいうと、以下のようなイメージです。
①一ヶ月にいくら稼ぐか金額を設定する。
②いつまでに達成するか期限を決める。
③なぜ目標を達成したいのか理由を具体的にする。
そして「目標達成のために逆算して、行動計画をたてましょう」といわれ、やるべきことを書きだして、計画に沿って行動します。
具体的な数値目標を立てて、掲げた目標に対して逆算をしていくのがビジネス。
でも実は私、逆算思考がとても苦手です。
お客様に提案したり、お客様のサポートに入ると逆算思考は得意なのですが!
自分では売上目標を立てる方法が合わず、遂に、売上を掲げるビジネスから卒業しました。
なぜ売上目標を立てなくなったのか、目標を立てなくても売上が上がった考え方を紹介するので、記事の最後まで目を通して下さいね。
2. 逆算思考が苦手な私が売上目標を立てない理由
この章では、私が売上目標を掲げなくなった理由を3つ紹介します。
①プライベートが忙しすぎて目標どころではない
売上目標を持たなくなった1番の理由は、忙しすぎて目標どころではないのが、正直なところです。
私はこれまで意識して、「主婦ママ起業」という言葉を使ってきませんでした。
しかし、この夏、朝から晩まで娘たちと過ごす1ヶ月強を経験し、自分が「主婦」であり「ママ」であると、認めざるを得ませんでした。
- 1日中ご飯のことを考え、ママママママと呼ばれる。
- 発信する時間も余裕もない。
- 毎日、一人になりたい、仕事したい。
- 自分が主軸のスケジュールを立てられない。
毎日のプライベートが忙しすぎて、仕事する時間も余裕もないのに、目標どころではないのです。
プライベート時間の割合が大きかった期間を経て、毎月の目標を達成するという概念がなくなりました。
②目標に縛られて辛くなる
私は、誰に言われたわけでもないのに、自分で掲げた目標に、自分で縛られに行って、追われてる気持ちになって辛くなります・・・
好きで始めたはずの起業なのに、「辛い」が続くのはなんでだろう。
辛い理由はきっと、自分で掲げたルールや目標がプレッシャーになっているんですよね。
プレッシャーが重くて走れない。
余裕をなくして、家族に当たってしまう。
だったら一度、荷物を下ろしてみるのもアリですよ。
③売上に対する考え方が変化した
最近、色々な経験を経て、売上は「作るもの」ではなく、「付いてくるもの」と考えています。
売上を作ろうとすると、数字を追いかけますよね。
もちろんビジネスなので、数字を追いかけるのはとても大切ですが、その数字を作ってくださるのは、お客様です。
お客様が成長して成果を出して、喜んで、感謝して私たちにくださる対価が売上です。
自分の目標を立てて数字を追いかけるのではなく、お客様のためにできることを一生懸命していると、売上はついてくると感じます。
では実際に、逆算思考の代わりに取り入れて、売上が上がった考え方を、次の章でお伝えします。
3. 優れた起業家に共通する考え方「エフェクチュエーション」
「エフェクチュエーション」とは、インド人経営学者が提唱した理論で、優れた起業家は、最初に目標を設定するのではなく、今ある手段から新たな可能性を創造するという考え方です。
従来は、設定した目標に向けて、逆算思考でやるべきことに取り組む考え方が主流となっています。
しかし、エフェクチュエーションは、自分ができることや持っている能力をどう使えるか、考えるのです。
私の場合、目の前にいるお客様の声から、自分ができることを見つけ、今の自分にできる精一杯のことをします。
今いるお客様の顔を見て、
- お客様が言わんとすることは何か。
- 今どんな状況なのか。
- 何に困っているのか。
- もっとどうして欲しいのか。
に向き合い、お悩みを解消する方法を考えます。
売上を上げるための方法に悩まず、すでに自分が持っているものを最大限に使えば、売上は上がるのです。
4. 今いるお客様に集中するために、広告運用という選択肢
経営理論の中でも、売り上げの8割は、2割のリピーターが貢献しているとされています。
お客様の成果が
- リピート
- ご紹介
- 次の集客
に繋がります。
次の集客というのは、何かをきっかけに過去のお客様の声を見た方が、私を知ってくださって、新たにお客様になってくださるイメージです。
リピーターが売上の8割に貢献してくださるのなら、選んで下さった目の前のお客様と徹底的に向き合います。
私は、使える時間が限られているからこそ、自分の代わりがきかないことに、時間と労力を使いたい。
そのため、まだ見ぬ誰かと新しく出会うためには、自分より遥かに効率良く新規開拓してくれる広告を使っています。
私が広告を推奨するのは、結局は自分自身が
- 働く時間
- 心の余裕
- スケジュールのゆとり
が欲しくて、一番そこに葛藤して、たどり着いた方法だからです。
1日たった150円の広告運用で、
- 未来のお客様に、サービスを知ってもらえる
- 稼働時間を減らしても、売上が上がる
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